大江健三郎 と 生きている実感


赤裸の人間が全身をあらわして、全力を尽くして、―これが人間だ、このようにして人は生きているのだ―、という叫び声を発するのを僕は聞く。


大江健三郎武満徹の音楽への解説でそう述べている。
こういう生き方には、私自身、憧れるものがある。


人は生きている事を忘れながら生きている様に思う。
それはそれで大切な事で、絶えず生きている事を意識しながら生きると、その現実の重圧に潰されてしまうと思う。
いろんな物事の意味が降りかかってくる。それには耐えられない。


でも、生きている実感をなるべく沢山感じて生きていけたらいいなと私自信は思う。