今日は、能を見る機会を頂いた。


見方は全く分からない。
でも、約4時間の演目は、ほぼ飽きずに見る事が出来る、面白いものだった。


シテと呼ばれる舞手は、自分を無にして能の世界に、入り込む。
その世界の中で舞う。


舞う事で、"舞う側"と"見る側"が、別の世界になっている事を表現する。
ほんの2m足らずの距離。 
そこには私 "見る側"のいる世界とは違う世界が、舞う者によって創り出されている。


自分の世界に没入し、そこにあるものを外へ表現する。
これが多くの表現に通ずる、"日本の表現"の粋なのだろうと思った。